2026年の大雨でビルは大丈夫?年末までに確認したい外壁・屋上点検と部分補修|ロープアクセスによる建物維持管理
はじめに|今年の大雨で建物に負担がかかっていませんか?
2026年も各地で大雨が発生し、特に関東を含む東日本では記録的な降水量となった時期がありました。
気象庁の発表によると、2026年9月の東日本太平洋側の降水量は平年の236%に達し、1946年の統計開始以降、9月として最も多い降水量を記録しています。
こうした大雨は、ビルやマンションなどの建物にも大きな負担を与えます。
普段の雨では問題がなかった建物でも、短時間に大量の雨が降ったり、雨が長時間降り続いたりすることで、これまで表面化していなかった劣化箇所から雨水が浸入することがあります。
例えば、外壁のシーリング材の劣化やひび割れ、屋上防水の傷み、ドレン廻りの不具合などです。
また、雨漏りが発生していなくても、外壁タイルの浮きや塗膜の剥がれなど、目に見えないところで劣化が進行している可能性もあります。
今年も残すところあとわずかとなりました。
年末を迎える前に、管理されている建物の外壁や屋上の状態を確認し、必要な点検や部分補修を今年中に行っておきませんか?
今回は、年末までに確認しておきたい建物の劣化ポイントと、ロープアクセスを活用した効率的な建物維持管理についてご紹介します。
1. 年末までに確認しておきたいビルの外壁劣化
外壁は日々、紫外線や風雨の影響を受けています。
特に今年のように雨量が多い年は、外壁の劣化箇所から雨水が浸入するリスクについて、改めて確認しておくことが大切です。
① シーリング材のひび割れ・剥離

窓サッシ廻りや外壁の目地に使用されているシーリング材は、紫外線や経年劣化によって硬化し、ひび割れや剥離が発生します。
劣化した部分から雨水が浸入すると、室内への雨漏りにつながる可能性があります。
特に窓サッシ廻りは雨漏りの原因となることが多いため、シーリング材の状態を確認しておきたい箇所です。
劣化が確認された場合は、必要な箇所の打ち替えや増し打ちなどを検討しましょう。
② 外壁のひび割れ・塗膜の劣化

モルタルやALCなどの外壁には、経年によってひび割れや塗膜の剥がれが発生することがあります。
小さなひび割れでも、雨水の浸入口になる可能性があります。
また、塗膜が劣化すると外壁材を保護する機能が低下し、さらに劣化が進行することもあります。
ひび割れの大きさや状態を確認し、必要に応じてシーリング材などによる補修や下地補修を行うことが大切です。
③ 外壁タイルの浮き・剥離

タイル外壁は耐久性に優れていますが、経年によって接着力が低下し、浮きや剥離が発生することがあります。
浮いたタイルを放置すると、落下事故につながる危険性があります。
特に歩道や道路に面した建物では、第三者への被害を防ぐためにも、定期的な打診調査などによって状態を確認する必要があります。
劣化状況に応じて、エポキシ樹脂注入や部分貼り替えなどの補修を検討しましょう。
2. 屋上防水・ドレン廻りの点検も重要

屋上は建物の中でも特に雨水の影響を受けやすい場所です。
普段は立ち入る機会が少ないため、劣化が進んでいても見落とされがちです。
特に確認しておきたいのが、屋上防水層とドレン廻りです。
屋上防水層の劣化
- 防水層のひび割れ
- 防水層の膨れや剥がれ
- 防水層の破れ
- 立ち上がり部分の劣化
防水層の劣化を放置すると、雨水が建物内部へ浸入する原因になります。
ドレン廻りの不具合
屋上ドレンは、屋上に降った雨水を排水する重要な設備です。
ドレン廻りの防水処理が不十分だったり、既存ドレンが劣化していたりすると、漏水につながる可能性があります。
また、落ち葉やゴミなどによる排水口の詰まりにも注意が必要です。
既存ドレンの劣化が進んでいる場合は、改修用ドレンの設置なども選択肢になります。
今年のように雨量が多かった年だからこそ、屋上の排水状況も含めて確認しておきたいところです。
3. 大規模修繕を待たずに、年内にできる部分補修

建物の劣化が見つかったからといって、必ずしもすぐに大規模修繕を行わなければならないわけではありません。
管理会社様にとって、複数の管理物件すべてに大規模な修繕予算を確保することは簡単ではないと思います。
しかし、建物の劣化状況を事前に把握しておけば、緊急性の高い箇所から優先的に補修することが可能です。
例えば、
- 窓廻りのシーリングだけを先行して補修する
- 浮いているタイルだけをエポキシ樹脂注入や部分貼り替えで対応する
- 外壁のひび割れを部分的に補修する
- 屋上ドレン廻りの防水を改修する
このように、必要な箇所から順番に対応することで、修繕費用を分散させながら建物を維持管理できます。
特に、雨漏りやタイル落下などにつながる可能性がある箇所は、来年に持ち越さず、年内の補修を検討することも大切です。
もちろん、補修の優先順位は劣化状況や安全性を確認したうえで判断する必要があります。
4. ロープアクセスなら足場を組まずに外壁調査・部分補修が可能

外壁の高所部分を調査・補修する場合、従来は足場を設置する方法が一般的でした。
しかし、建物の規模や立地条件によっては、足場の設置に多額の費用がかかったり、1階の出入口や通行スペースを塞いでしまったりすることがあります。
そこで活用できるのが、ロープアクセスによる無足場工法です。
ロープを使用して高所へアクセスすることで、足場を設置せずに外壁の近接調査や部分補修を行える場合があります。
ロープアクセスの主なメリットは以下のとおりです。
- 足場設置費用を抑えられる
- 狭小地や高所などにも対応しやすい
- 建物の出入口や通行スペースへの影響を抑えられる
- 劣化箇所を近くから確認し、写真で記録できる
- 調査後、そのまま部分補修を検討できる
調査だけでなく、劣化状況に応じた部分補修まで対応できることも、ロープアクセスの大きな特徴です。
ただし、施工範囲や建物の形状、安全条件によっては足場など別の工法が必要になる場合もあります。
5. 管理会社様へ|年末までに建物の現状を把握し、来年の修繕計画につなげましょう

管理会社様にとって、管理物件の劣化状況を把握し、オーナー様へ適切に報告することは重要な業務の一つです。
しかし、建物の外壁や屋上の状態をすべて把握することは簡単ではありません。
特に高所部分や普段確認できない場所は、気付かないうちに劣化が進んでいることもあります。
デリアズプラン株式会社では、ロープアクセスによる無足場工法を活用し、外壁の近接調査や劣化箇所の確認を行っています。
また、管理会社様向けに、現状写真報告書を無料で作成・提出しております。
報告書には、確認した劣化箇所の写真などをまとめ、オーナー様への説明資料としても活用していただけるようにしています。
建物の状態を把握することで、
- 今年中に補修すべき箇所
- 来年以降に計画的に対応できる箇所
- 将来的な大規模修繕で対応する箇所
といった優先順位を整理しやすくなります。
年末までに必要な部分補修を行い、残りの修繕箇所については来年以降の計画に組み込むことで、無理のない建物維持管理につなげることができます。
まとめ|年末までに建物の点検・部分補修を済ませませんか?
2026年は記録的な大雨が発生し、建物の外壁や屋上にも大きな負担がかかった可能性があります。
雨漏りが発生していなくても、シーリングの劣化や外壁のひび割れ、タイルの浮き、屋上防水の傷みなどが進行しているかもしれません。
問題が発生してから対応するのではなく、事前に建物の状態を確認し、必要な補修を行っておくことが大切です。
特に年末は、今年の建物の維持管理状況を振り返り、来年の修繕計画を考える良い機会です。
今年中に対応できる劣化箇所は今年中に補修し、来年に持ち越す修繕箇所は計画的に対応していきましょう。
デリアズプラン株式会社では、ロープアクセスによる外壁調査から部分補修、防水工事まで対応しております。
管理会社様向けの現状写真報告書も無料で作成・提出しておりますので、管理物件の建物調査や年内の部分補修をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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