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渋谷区築25年 Yビル|足場工法とロープアクセスを併用した外壁改修・屋上防水工事
元請け
- 建物種別
- RC
- エリア
- 渋谷区
- 工期
- 1か月半
- 工事面積
-
タイル面376㎡
モルタル面403㎡
サッシ廻りシール(足場)255m
サッシ廻りシール(ロープ)136m
打ち継ぎ目地シール(足場)349m
打ち継ぎ目地シール(ロープ)294m
- きっかけ
- タイル滑落の危険を近所の方から指摘を受けた
工事概要
建物名: Yビル
所在地: 東京都渋谷区渋谷
竣工: 2001年
構造: 鉄筋コンクリート造(RC造)
建物規模: 地上6階・地下1階
主な工事内容:
・外壁タイル打診調査
・タイルの割れ・浮き部分の撤去および新規タイル張り替え
・打ち継ぎ目地・サッシ廻りのシーリング撤去打ち替え
・タイル外壁の酸洗い
・モルタル外壁の下地補修および塗装工事
・屋上・バルコニーのウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)
・足場仮設およびロープアクセスによる施工
ご相談のきっかけ|近隣の方から「タイルが落ちそう」と指摘
今回のYビルは、オーナー様より外壁改修についてお問い合わせをいただいたことがきっかけでした。
近隣の方から、建物の外壁タイルについて「タイルが割れており、落下しそうではないか」と指摘を受けたとのことです。
Yビルは道路に面しているため、万が一、劣化したタイルが剥離・落下した場合には、歩行者や周辺への影響が懸念されます。
外壁タイルは、表面上は大きな異常が見られなくても、内部で浮きが発生している場合があります。そのため、目視だけでは判断できない劣化についても確認する必要がありました。
そこで、まずロープアクセスによる外壁タイルの打診調査を実施し、タイルの浮きや割れなどの劣化状況を確認しました。
【施工前写真|建物全景】

【施工前写真|タイルの割れ・劣化状況】

ロープアクセスによる事前打診調査を実施
タイル外壁の調査では、ロープアクセスを活用して外壁面へ直接アクセスし、打診調査を行いました。
打診調査では、専用の打診棒などを使用してタイルを確認し、健全な部分と浮きが発生している部分の音の違いを確認します。
調査の結果、タイルの割れや浮きが確認されたため、劣化しているタイルの枚数や補修範囲を算出しました。
事前に調査を行うことで、必要な補修箇所を把握し、適切な工事計画を立てることができます。
また、今回のように道路に面した建物では、劣化状況を早期に把握し、タイルの剥離・落下リスクに対応することが重要です。
【ロープアクセスによる打診調査】

【タイル打診調査状況】
建物の形状と外壁の仕上げに合わせ、足場工法とロープアクセスを使い分け
Yビルの東面・南面は道路に面しており、外壁の仕上げはタイル張りでした。
また、建物は5階部分からセットバックしている形状のため、今回の工事では、タイル面をロープアクセスだけで施工するのではなく、足場を仮設して作業を行う方が、安全性や施工性に適していると判断しました。
そのため、東面・南面のタイル外壁については足場を仮設し、タイル補修、シーリング工事、酸洗いを実施しました。
一方、反対側の北面・西面はモルタル外壁で、屋上からロープを設置することで施工が可能な形状でした。
北面・西面については、屋上から地上までメッシュを垂らし、ロープアクセスによって下地補修および塗装工事を行いました。
建物全体を一律に足場工法またはロープアクセスで施工するのではなく、外壁の仕上げ、建物の形状、施工範囲、安全性を考慮し、それぞれの外壁面に適した工法を選定しています。
このように、足場工法とロープアクセスを適切に組み合わせることで、施工品質と安全性を確保しながら、建物の条件に合わせた外壁改修を行いました。
【東面・南面の足場仮設】

【北面・西面のロープアクセス施工】
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タイルの割れ・浮き部分を撤去し、新規タイルへ張り替え
打診調査で確認されたタイルの割れや浮きが発生している箇所は、劣化したタイルを撤去しました。
その後、下地の状態を確認・補修し、新しいタイルへ張り替えを行いました。
タイルの浮きを放置すると、経年劣化や温度変化、雨水の影響などによって、剥離や落下につながる可能性があります。
特に道路に面した外壁では、建物利用者だけでなく、歩行者や近隣への安全にも配慮する必要があります。
今回の工事では、劣化したタイルを適切に撤去し、新規タイルへ張り替えることで、外壁の安全性を改善しました。
【外壁タイル劣化状況】

【タイル撤去状況】

【新規タイル張り替え】

打ち継ぎ目地・サッシ廻りのシーリングを撤去打ち替え
外壁タイルの補修とあわせて、打ち継ぎ目地およびサッシ廻りのシーリング工事も実施しました。
シーリング材は、建物の動きや外壁材の伸縮を吸収し、雨水の侵入を防ぐ重要な役割があります。
しかし、長年の紫外線や雨風の影響を受けることで、シーリング材は徐々に硬化し、ひび割れや剥離、肉やせなどが発生します。
劣化したシーリングをそのままにすると、目地やサッシ廻りから雨水が侵入する原因になるため、既存のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材へ打ち替えました。
タイル補修だけでなく、目地やサッシ廻りもあわせて改修することで、外壁全体の防水性と耐久性の向上を図っています。
【既存シーリング撤去】

【シーリング打ち替え】

タイル外壁の酸洗いで長年の汚れを除去
Yビルのタイル外壁は、長年の経年劣化や雨だれ、排気ガスなどの影響により、タイル表面に汚れが付着していました。
そこで、タイル補修後に酸洗いを実施し、外壁に蓄積した汚れを洗浄しました。
タイル外壁は耐久性に優れていますが、長期間にわたって雨風や大気中の汚れにさらされることで、徐々に美観が低下します。
酸洗いによって汚れを除去したことで、タイル本来の色合いや清潔感が戻り、建物全体の印象も改善されました。
【酸洗い施工前】

【酸洗い施工後】

北面・西面はロープアクセスで下地補修・塗装を実施
北面・西面のモルタル外壁については、屋上からロープを設置し、地上までメッシュを垂らしたうえで、ロープアクセスによる施工を行いました。
施工前に外壁の状態を確認し、劣化や損傷が見られる箇所は下地補修を実施しました。
その後、外壁塗装を行い、建物の美観を整えるとともに、外壁を雨風や紫外線から保護する性能の向上を図りました。
ロープアクセスは、建物の形状や周辺環境によっては、全面足場を設置せずに外壁へ直接アクセスできる工法です。
今回の北面・西面では、ロープアクセスによる施工が可能だったため、建物の条件に合わせて工法を選定しました。
【ロープアクセスによる下地補修】

【ロープアクセスによる塗装工事】
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屋上・バルコニーの防水改修|ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法を採用
屋上およびバルコニーの既存防水は、シンダーコンクリート仕上げとなっていました。
現地調査の結果、経年劣化によるひび割れなどが確認されました。
ひび割れを放置すると、そこから雨水が浸入し、防水層や建物内部へ影響を及ぼす可能性があります。
そこで、屋上・バルコニーの防水改修には、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法を採用しました。
通気緩衝工法は、既存下地の上に通気緩衝シートを設置し、その上からウレタン防水材を施工する工法です。
既存下地に含まれる水分や湿気を脱気装置から排出しやすくすることで、防水層の膨れや浮きの発生を抑え、防水層を長期的に保護します。
また、ウレタン塗膜防水は液状の防水材を塗り重ねて防水層を形成するため、屋上やバルコニーの複雑な形状にも対応しやすいことが特長です。
今回の工事では、ひび割れなどの劣化が見られた既存のシンダーコンクリート下地を適切に処理したうえで、通気緩衝工法によるウレタン防水を施工しました。
これにより、屋上・バルコニーの防水性能を回復し、雨水の浸入を防ぐための防水性と耐久性の向上を図りました。
【施工前|屋上のひび割れ】

【施工前|バルコニーの劣化状況】
【既存伸縮目地撤去施工】

【ウレタン防水施工中】

【施工後|屋上防水】

【施工後|バルコニー防水】

工事完了|外壁の安全性・美観・防水性能を総合的に改善
今回の工事では、ロープアクセスによる事前打診調査で外壁タイルの劣化状況を確認し、割れや浮きが発生しているタイルを適切に補修しました。
また、打ち継ぎ目地やサッシ廻りのシーリングを撤去打ち替えし、タイル外壁の酸洗い、モルタル外壁の下地補修・塗装も実施しました。
さらに、屋上・バルコニーでは、既存のシンダーコンクリートに見られたひび割れなどの劣化に対応し、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法による防水改修を行いました。
道路に面した東面・南面は足場工法、施工条件に適した北面・西面はロープアクセスを採用することで、建物の形状や外壁の仕上げに合わせた施工を実現しました。
工事後は、タイル落下に対する不安を解消するとともに、外壁の安全性、美観、防水性能を総合的に改善することができました。
【施工後|建物全景】

【施工後|タイル外壁】

まとめ|建物の状態に合わせた調査と工法選定が重要です
外壁タイルの割れや浮き、モルタル外壁の劣化、屋上・バルコニーのひび割れは、放置すると建物の安全性や防水性能に影響を及ぼす可能性があります。
特に道路に面した建物や人通りの多い場所では、タイルの剥離・落下を未然に防ぐため、定期的な外壁調査と早期の補修が重要です。
また、建物の外壁は、すべての面を同じ工法で施工するのではなく、外壁の仕上げ、建物の形状、周辺環境、施工範囲に合わせて、足場工法とロープアクセスを適切に使い分けることが大切です。
デリアズプラン株式会社では、ロープアクセスによる外壁調査・打診調査をはじめ、外壁補修、タイル補修、塗装、防水工事まで、建物の状態に合わせた施工をご提案しています。
「外壁タイルが浮いているかもしれない」
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このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
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